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しゃばけ 畠中 恵

しゃばけ (新潮文庫) しゃばけ (新潮文庫)
畠中 恵 (2004/03)
新潮社
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<妖(あやかし)より恐ろしいのは人間>

先日、ドラマ化されていましたね。
我が家のマイ・ブームはこの「しゃばけ」シリーズ。高校1年のめいが、今年熱を入れて読んだのが、このシリーズです。おかげで、5作目まで揃ってしまいました(笑)

「しゃばけ」シリーズの第1作。実に愉快で面白い。こんなに面白いシリーズを逃していたなんて…。
さあ、大江戸妖怪ファンタジーの開幕です。

廻船問屋問屋長崎屋の跡取り息子の一太郎。17歳にして薬種問屋を任されている。しかし、一太郎は生まれながらにして身体が滅法弱い。いつも寝込む日々。その一太郎に寄り添うように守るのは犬神と白沢。一太郎には、人間には決して見えない妖怪たちの姿が見える。そんな一太郎が遭遇する殺人事件。

一太郎が備えている特殊能力「妖怪が見える」というのが楽しい。生き物だけではなくどんなものにも精霊が宿っているという、江戸ならではの考え方が斬新です。これが、この物語のキーになっています。

妖怪たちがまた可愛い。鈴についている彦姫、屏風のぞき、鳴家(やなり)などなど。そして、いつも側にいる、犬神と白沢もまた妖怪の上に立つ兄貴分。それより上の一太郎はまさに妖怪を束ねる王子。わたしはアニメ「怪物くん」を思い出してしまいました。

さて、なぜ若だんな一太郎には妖怪が見え、妖怪が身を守っているのか。それは、彼の出生の秘密に絡んでいるのです。これが第2のキー。
そして、若だんな一太郎が事件の謎を解いていくうちに徐々にわかっていく生い立ち。どうしても逃れることができない運命に、立ち上がっていくのです。

いつも寝込んでいる若だんなが闘うラストは、すごくかっこいい。まさに妖(あやかし)を束ねるプリンス。わたしはてっきり、江戸を舞台にした推理小説と思っていましたが、こういう展開だったとは…。
娑婆気とは、俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心のことだそうです。図らずも小説の中で妖たちがいう、「妖より恐ろしいのは人間」という言葉が最後まで心に残ります。

さて、このシリーズの開幕の作品は、まだまだいろんな謎を残してくれています。これから徐々に明らかになっていくことでしょう。
そしてもう一つ、カバーの作者柴田ゆうさんの表紙が実にマッチしていて、かわいい。
本作品は、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。なるほどとうなづける1冊です。


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No title

ドラマは見逃したんですよね~。
でも、この本の面白さは折り紙つきです。
初めてこの作品を読んで、
その世界観にはまってしまいました。
シリーズとりあえず制覇してますが、まだまだ続編が読みたい
作品です。

No title

>す~さん
こんばんは。
ドラマはわたしも見ていません。
イメージが固まるのが、嫌で。
何せまだ当分読まなくてはいけませんので(笑)

ドラマは見てないんですけど、チラッとだけ一瞬見ました。だから妖怪が出てくるってことは知ってたんですけど、小説はしゃばけワールドが最初から全開で、え?これ一作目だよね?って一瞬途中から私読んでる?って戸惑ってしまいました。
なんでそんな風に感じたか分からないんですけどね。
でも中盤以降は、存分に楽しみました。

>じゃじゃままさん
しゃばけワールド全開。わかりますねー。
もうすぐシリーズ新作間近です。
といっても、1作で止まっているわたし(苦笑)
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よし

Author:よし
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