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くちぶえ番長 重松 清

くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10) くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10)
重松 清 (2007/06)
新潮社
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<ちぶえ吹けば涙が止まる。マコトのような、人間でありたい>

この作品は、「小学四年生」という児童向け雑誌に連載された作品です。つまり、児童書の部類かなー。しかし、しかし、大人が読んでも十分面白くて、教えられることが一杯あって、そしてちょっぴり切ない物語に仕上がっています。

ツヨシは、小学四年生。ある日、マコトという転校生がやってくる。転向早々、番長宣言。宣言どおり、マコトは弱気を助け、強気を挫く、正真正銘の番長だった。

冒頭にも書きましたが、教えられることが沢山ありましたね。
一番は友だちとは?かな。いつから、こんな大人になってしまったのかったのか。少なくても、苦しんでいる仲間を助ける気持ちは持ち続けたいのですが。弱いものをいじめている人たちに整然と立ち向かう心ってものが年を重ねるにつれ、無くなってくるんですよね。
やはり、経験値がそうさせるのか。
最も自分が小学四年生のとき、マコトのような子だったとはいいがたい。むしろ、ツヨシタイプだったかもしれない。
そんな、自分の子供時代をも考えさせ、思い出させてくれるこの作品は、やっぱり、いい作品です。

マコトは父を幼い頃に亡くし、祖母の看病のために、ツヨシの街にやってくるんですが、決して卑屈にならず、むしろのびのびと過ごしていきます。それは、父の教えでもあるんですね。
「泣きたいときにはくちぶえを吹け。自然に涙は止まるから」などなど。心にちゃんと父がいます。
そんな父と小学生の時の友人だったのが、ツヨシのお父さん。
このお父さんが、いいんですよ。優しいんです。人形には泣きました。

話が戻りますが、自分が小学四年生の時、何をしていたんだろう?
たいしたことはしていなかったなー。引っ込み思案で思ったことが言えず、本ばっかり読んでいた子供だったようなきがする。
そんな時、転校生があったんですね。近くに越してきたんです。それから仲良くなって、高校まで一緒で。
どうしているのかなー。懐かしくなりました。

ツヨシはそんな番長マコトに引かれていきます。マコトも口には出さないけど、ツヨシのことが気になる様子。
さて、どうなるのでしょうか。
お決まりといえば、お決まりかな。悲しいけど清々しいラスト。

マコトを思い出すツヨシ。きっと、ツヨシは重松さん自信のことだろう。欲を言えばマコトと再会して、終わりにして欲しかったなー。でもあったら、思い出として、書けないか。

子供も大人も手にとって欲しい作品。
きっと何かを感じる作品です。
現実の中でもマコトに会いたいし、マコトのように生きたいと思いました。
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くちぶえ番長

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くちぶえ番長   ~重松 清~

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くちぶえ番長 重松清

装画・挿画・装幀は塚本やすし。雑誌「小学四年生」連載+書き下ろし。語り手のぼく、小学四年生のツヨシのクラスに転校してきた女の子、川村真琴=マコトは自己紹介で番長宣言。社会科見学、腕立て歩き、ガムガム団…。一輪車

くちぶえ番長 重松清著。

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くちぶえ番長

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おはようございます。よしさん。
こういうホッコリと温かくなれる作品はいいですよね。
確か「カシオペア・・」を読んだあとだったので、余計にほっとされられました。

自分自身もマコトのように強く生きれたらいいな。

ツヨシやマコトと同世代なんですよね。
だからこの時代の雰囲気に
懐かしさを感じました。
心がほっかり温かくなる物語でした。

凛々しくて優しい自分を曲げないマコトが
かっこよかったですね。
爽やかなヒロインでした。
子どもの頃のことを、懐かしく思い出しました。

>ゆうさん
こんばんは。お久しぶりです。
そうそうホッコリという表現がピッタリ。
マコトのように強く生きたいのですが、なかなかですね。
三十年後のマコトに会いたい。

>す~さん
わたしも同世代です。
懐かしいですね。
ただし、一輪車には乗っていなかったなー。木登りはしていたけど。あのクスノキに、マコトと一緒に、ツヨシが上ったシーンが印象的でした。

>藍色さん
かっこいい、マコトに魅かれましたね。
でも、泣いてもいいと思いませんか?
頑張りすぎる、マコトに泣いてもいいんだよと声をかけてあげたくなりました。
わたしも泣きたくなったら、くちぶえ吹こうかな。

はじめまして。TBありがとうございます。
私も、マコトと再会したところ読みたかったですね~。あれっきりというのが、リアルで切なかったです。
でも4年生ってこんなにぎゅっと詰まってたかな。私の4年生はぼ~~っとして過ぎていきました。(笑)

>じゃじゃままさん
はじめまして。こんばんは。
やはり、再会して欲しかったなー。
切ないですね
。マコトが、この作品を読んでいると思いましょう。そういうメッセージもありましたよね。
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よし

Author:よし
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