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檸檬のころ 豊島ミホ
- 2007/09/07(金) 11:02:35
![]() | 檸檬のころ (幻冬舎文庫 と 8-2) 豊島 ミホ (2007/02) 幻冬舎 この商品の詳細を見る |
<地味な高校生活に当たる、一条のスポットライト>
決してスポットの当たることのない、地方の女子高校の生活。普通の生活の中に宿る、高校生の悩みや不安を切り取る連作短編集。
この作品は、「まったり読書日記」のエビノートさんに薦めていただきました。「神田川デイズ」の高校生版ですね。
しかし、豊島さんのお話は、痛い話が多いですね。
痛すぎて涙が出るんじゃなくて、なぜか胸がチクチク痛むという感じ。
どの作品も、とってもいいですねー。
といいつつ、最後の話「雪の降る町、春に散る花」は泣きました。
東京の大学に入学も決まり、付き合っていた彼と離れ離れになることの主人公の辛さ。そして、別れの時を切なき描きます。
自分も田舎を離れ、一人暮らしを始めたときの不安と寂しさがオーバーラップしてくるんですね。ただし、恋人はいませんでしたが。
大切な人だった人と離れ離れになる、寂しさが切々と伝わってきます。
唯一、この作品の中で系統が違っていたのが「金子商店の夏」。
司法試験に何回も落ちている和弥は祖父が、危ないという知らせに慌てて帰郷します。実家の学校の側の、小さな小さな金子商店。そこで懐かしい友だちと合って、幼い頃の記憶が蘇ってきます。
そして、まんざら「金子商店」も捨てたものでないと思い始めます。ラストで和弥が、ホースで水を撒くシーンがとってもいいんですね。
そこには、希望が溢れています。
その他は女子校生の話。
どれも粒揃いです。しかも微妙にリンクしています。
神田川デイズの手法ですね。
何気ない生活の中に、光を当てる豊島さんの手腕に、今さらながらすごさを感じますねー。
何回も言いますが、本当に痛い作品を書かれる作家さんです。
この痛さが、癖になるから不思議。
豊島ミホさんは、どこにいくのでしょうか。
今後の作品も期待します。
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「檸檬のころ」「底辺女子高生」豊島ミホ
檸檬のころ/豊島ミホ(2007年2月出版) 凄く良かったです。5つ★か4つ★半か悩む・・。こういう普通の人のそこらに転がっている様な話しなんだけど、
- From: ポコアポコヤ |
- 2007/09/09(日) 08:18:26
檸檬のころ 豊島ミホ
イラストレーションは小林愛美。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。ある地方の進学校・北高の生徒たちと、北高にまつわる大人たちを描く連作短編集。書き下ろし。タンポポのわたげみたいだね:私・橘ゆみ子と小嶋智=サト
- From: 粋な提案 |
- 2007/09/09(日) 23:43:52
檸檬のころ 豊島ミホ
東北の進学校である北高を舞台に、生徒や先生、卒業生らの日々を綴った連作短編7編。田舎の高校を舞台にストーリーは展開、いつの間にか自分の学生時代を思い出しながら読み進んでいた。何もかもが感情に支配されたような思春期に、同性・異性問わず友人と付き合って...
- From: かみさまの贈りもの〜読書日記〜 |
- 2007/09/10(月) 09:46:39
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この記事に対するコメント
こんばんは!
読んでくださってありがとうございました〜♪
私も豊島さんの作品の中にある痛みが癖になってます。
痛いんだけど、どこか懐かしかったり、
同じだなぁと親近感を覚えたりです。
時には分からんと思うものもあるんですけど、
気になるんですよね。
ごぶさたしております。
よしさん、こんばんは♪
ほんとうにお久しぶりですね。
約10ヶ月のブランクを経て一応復帰という形です。
この間2ヶ月に1冊ぐらいしか読んでないので本当に素人同然の知識しかありません(笑)
『檸檬のころ』は最近の作品は読んでないけど豊島さんの代表作と言って過言ではないような気がします。
映画化されましたよね、たしか。
それではこれからもよろしくお願いします。
TBなぜか出来ませんでした(汗)
>エビノートさん
こんばんは!
こちらこそ紹介していただいてありがとうございました。
豊島さんの中にある痛みは相当、癖になりますね。
あるある。または、あった、あったなんてつい思ってしまいますもの。女性の物語でも、やはり痛いんです。
懐かしさもありますよね。今後も豊島作品から目が離せない(笑)
>トラキチさん
お久しぶりです。嬉しいなー。
復活おめでとうございます。心待ちにしていました。
豊島さんの代表作なんですか?
「エバーグリーン」はどうでしたか?こちらも気になります。
遅ればせながら豊島ファンになってしまった、わたし(笑)
TBはJUGEMの頃、できなかったので、きっぱり乗り換えたらできるようになりました。
どちらがどうなのか分かりませんけど(涙)
できる時間帯があるみたいなので、いつか繋がると思いますが、お気持ちだけで嬉しいです。
今後もよろしくおねがいします。
こんばんは。
豊島さんが作品で描き出す痛み、伝わってきますよね。
この作品は、誰もが経験している高校生活の場面、
その時の心の揺れにすごく共感しました。
豊島さんのほかの作品、
私の「ぽろぽろドール」の記事の末尾に学生シリーズのまとめを書いていますので、参考になさってくださいね。
>藍色さん
こんばんは。
この痛みがどうやら癖になりそうです(笑)
「エバーグリーン」は中学生だったのですね。
知らなかった。
豊島さんは今後も追い続ける作家さんですね。
わたし的には、今年、一番読んだ作家さんかも。「ぽろぽろドール」「東京・地震・タンポポ」も近々読めそうです。