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赤い指 東野圭吾

赤い指 赤い指
東野 圭吾 (2006/07/25)
講談社
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<この家には、隠されている真実がある>

前原昭夫は認知症の母を抱え、妻、息子の四人暮らし。ある日、至急帰ってきてくれと妻から電話がかかる。帰宅するとそこにあるのは、少女の死体。悩みながらも隠蔽しようと決意する昭夫。そこから前原家の悲劇が始まる事に。

重かったです。テーマは親と子。老人性認知症を抱えた親ということで、今や高齢化社会のテーマになり、福祉行政が問われてきているときです。そして、数多くの少年犯罪が起こっている社会の中で、作者はこの作品に挑んでいます。

息子の直巳が犯罪を犯したとき親がとる行動は、死体を遺棄し、息子をかばう事だったんです。明らかに証拠となる痕跡も残し、じわりじわりと追い詰められる夫婦が取った行動は、許しがたいものだったのです。

そして、刑事、加賀恭一郎は家族自身の手で真実を明らかにする事が救済になると、この家族の真実にせまっていきます。
そして驚愕のラスト。

息子の直巳と昭夫、母政恵と昭夫、直巳と妻八重子との関係、政恵と娘の春美。刑事加賀と死の床についている父隆正。育ての親の隆正と松宮との関係。どれもが親と子を描いています。
親が高齢化した時、あなたならどうしますか。この小説は現代社会が抱える、問題を投影し、あなたならどうするのかと問いかけているような気がします。

けっして良い親だとはいえないけど、加賀の父や政恵のように一途に生きてみたいなー。そして、親と子の関係は隆正と加賀の関係ですね。お互いが分かり合える親子の関係。いつまでたっても親は親であり、子は子であるならこんな関係がいいですよね。

テーマは重いのですが、一気読みさせる力量はさすが。帰宅した昭夫が見た死体からノンストップで物語は動き始めます。
ラストは泣かせます。最後の最後まで。
さすが稀代のストーリーテーラー東野さん。いいですね、この作品も。
そうそう、加賀シリーズは現在7作出ているそうなのでおさらいをしなくてはと思っています。
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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

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「赤い指」東野圭吾

赤い指東野 圭吾松宮修平は父親のかわりに面倒を見てくれた母の兄・加賀隆正に憧れ刑事となった。東京・練馬で起こった幼女変死事件の担当となり、現場にかけつけてみるとそこには加賀の一人息子・恭一郎がいた。加賀と一緒に行動する事になった松宮は加賀の仕事ぶりを見る

東野圭吾

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よしさん、こんばんは。

前原夫婦に呆れました。
腹たちながらも、一気読みでした。

加賀シリーズ、未読だったのですが
ぜひ読んでみたいと思いました。
7冊も出ているんですね。

こんばんは。
前原夫婦には腹が立ちましたね。本当にどうしようもない。
加賀恭一郎と父の関係がすごく良くて、救われましたね。
わたしも、加賀シリーズを読もうと思います。
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よし

Author:よし
本好きですが、読むのは遅いです。読書メーターやってます。

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