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天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

天国はまだ遠く (新潮文庫)天国はまだ遠く (新潮文庫)
(2006/10)
瀬尾 まいこ

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仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。【新潮社HPより】


<近くにあった天国がどんどん遠くなっていく>

仕事に疲れ、生活に疲れ、そんな千鶴が自殺をしようとたどり着いたのは日本海の木屋谷。そこの民宿たむらの主人や村人との交流の中で、自分を取り戻し、再生していく姿を微笑ましく描く。

たどり着いた辺鄙な村で自殺を図った千鶴。睡眠薬を少し多めに。完璧だった自殺も深い睡眠と共に目覚める。ここのギャップ最高です。丸2日寝続けて、爽快な目覚め。すでに千鶴は再生に入っているのです。ゆっくりとした時間、素材がみずみずしい料理。そして恵まれた自然。民宿での20日間は千鶴にとって味わったことの無い経験でした。

星の降るような満天の星。このシーンだけでもわたしは癒されました。人間とはこんな自然を前にすると何と謙虚になれるものか。
民宿の主人との距離感が絶妙ですよね。釣りの時も、鶏小屋の掃除のときも、村人達との交流のときも。

ずっと近くにあった天国がどんどん遠くになっていく。絶妙のタイトルだとわたしは思います。本当の天国は生きて、自分が躓きながらも生きる喜びにあるとこの作品はいっているような気がします。読者を励まし、背中をそっと押してくれるような優しい作品なのです。

生きてみるのも、こんな社会も生活もまだまだ捨てたものではないよと教えてくれる作品です。
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「天国はまだ遠く」 瀬尾まいこ 

天国はまだ遠く瀬尾 まいこ本の感想を書こうと思い、さてどう書き出そうかなどと考えていたら、どういうわけだか『水戸黄門』の主題歌が頭の中で鳴り出した。そうだそうだ人生には楽な時もあるし、苦しい時もあるものだ。楽な時は楽なのだからまずはいいとして、どっちを見
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