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プレゼント 若竹七海

プレゼント (中公文庫)プレゼント (中公文庫)
(1998/12)
若竹 七海

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久しぶりの若竹七海さんです。若竹さんは、「ぼくのミステリな日常」でデビュー。とっても面白い小説だった印象があります。そして、わたしが若竹さんの中で、一番好きなのは「スクランブル」。わたしは、青春学園ミステリの傑作だと思っています。
さて、この「プレゼント」は、ずっと積読本でした。SNSがきっかけで、いいよと薦められ、読んでみたのですが、なかなか面白かったです。くもざるさん、ありがとう。

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは。間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる。 【BOOKデータベースより】

<「悪」と「毒」。若竹流ハードボイルド。葉村晶シリーズの第一作>
趣味はフリーター。ルーム・クリーナー、電話相談、興信所をやりながら、事件に巻き込まれる葉村晶と、ぼーっとした小林刑事。一話完結で話は進んでいきますが、最後はドッキング。ここらあたりが、若竹さんの作品らしい。どちらかというと、葉村晶の方が、個性的で、ハードボイルドなので好きです。
しかし、内容は黒くて、後味がいいとはいえません。人間は善ばかりでなく、黒くて悪と毒を含んだものであると、この作品で感じました。

一方の小林俊太郎の方は、ミステリ色が強いかな。
犯人は予め、提示されており、最後にあっといわせる…「冬物語」。
マンションで見つかった二つの死体。事件は心中のように見せかけるため、奔走する女を描く…「殺人工作」。
一周忌に集まった事件関係者。小林はある人間になって、もぐりこむ。果たして事件の犯人は誰?…「プレゼント」。
どれも最後はあっといわせるどんでん返しです。この切れ味はさすがですねー。わたしは、「殺人工作」のブラックが好きです。

そして、葉村晶。
ホテルのクリーナーを頼まれる葉村。そこには血の痕を消してくれと依頼される…「海の底」。
電話相談のオペレーターの会社で落下事件。なぜ、彼らは死を選ぶのか…「ロバの耳」。
腐れ縁の佳代子から会って話がしたいと電話されたが、見事にすっぽかしてしまう晶。その時間、佳代子は殺されていた。真相を探る晶…「あんたのせいよ」
作家の斉藤は編集者の目を盗んで外出。アリバイ作りのため、ビデオをセットするのだが、そこに映っていたは、とんでもないものだった。…「再生」
そして、最後の「トラブル・メイカー」では危険な事件に巻き込まれる晶。

何といってもハードボイルドの晶が魅力的。
「残念ながら、我々には他人の重荷を代わって背負ってやることはできない。背中にあって見えない重荷がどういうものか、教えてやることができるだけだ」
ね、ハードボイルドでしょ。

最後の話は、晶の生活も垣間見れて楽しかったなー。このシリーズは「依頼人は死んだ」」に続くらしいのですが、ますます読みたくなりました。ただし、悪と毒を含んでいますけど。
若竹さんの新作がなかなか、出ないのが不満ですねー。
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