- | HOME |
キッチン 吉本ばなな
- 2008/07/11(金) 23:14:11
![]() | キッチン (新潮文庫) (2002/06) 吉本 ばなな 商品詳細を見る |
ごぶさたしています。すっかりサボり癖がついてしまいました。
長文が書けない病に陥ってしまいました。つまり、PCを睨むと気分が悪くなるんですね。おまけに目が異常に疲れるんです。霞んだりもして、急に不調陥ってしまいました。まあ、原因は仕事にあるんですけど。文章が出てこないんです、なかなか。まあ、無理せず、心のままに短い文章でも少しずつ書いていかなくてはと思っている今日この頃ですので、末永くお付き合いくださいませ。
実は、職場の方にも、「更新しないんですね」なんて、言われまして、少し焦っていたところなんですけど、不本意な感想になっているとは思いますが、見てやってください。
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う―祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな”のすべてはここから始まった。【BOOKデータベース】
<世界の吉本ばななはこの作品で始まった>
祖母の急死により、みかげの身内はいなくなった。この世に一人っきり。天涯孤独と思っていた主人公が突然拾われたのは、祖母の店で働いていた雄一の家だった。雄一の家は、母と二人暮らしなのだが奇妙な同居生活が始まる。
孤独ゆえに感じる「自分がいつか死ぬということを感じ続けていたい。でないと生きている気がしない」とひたすらにキッチンにのめりこむんですね。それは孤独から逃げるためであり、一生懸命生きる証であるためなんです。
そんな、みかげがキッチン2では、愛する人のために、懸命になるんですね。それがとっても無鉄砲でもあり、ひたむきでもあり、いいんですよ。お互いの孤独を埋めるために、お互いが必要だと気付いていくんです。
いいんですよ、カツどんが(笑)
主人公みかげの物語なのですが、何より光っているのは雄一の母親(?)、えり子さん。
「世界は別に私のためにあるわけじゃない。だから、いやなことがめぐってくる率は決して、変わんない。自分では決められない」だから、めちゃくちゃ、明るくしていたほうがいいというえり子さんに同感。明るく前向きなところがとってもいいなー。
どの3編も生と死をテーマにしているものの、死に向き合いながら、生を感じる作品です。
だから、暗く重い作品だけど、希望が見えるんですね。そして、この切れるような独特の文体が、とってもいいんです。
さすが世界のよしもとばななさん。
この作品はSNSの「やっぱり本を読む」の「100冊文庫企画」でめぐり合いました。これが、なかったらよしもとばななさんは、読まず嫌いになっていただろうな。SNSに入っていてよかった。
遅ればせながら、よしもとばななという作家は、すごいと思います。傑作です。
書き忘れました。いい作品は最初の一文で引きつけますね。あらすじの引用の出だしですけど(笑)。
この記事に対するトラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
コメント投稿
- | HOME |



この記事に対するコメント
こんばんわ。TBさせていただきました。
ばななさんの作品、この作品が初めてでした。
素敵な作品でした。
血のつながりのない人たちのちょっと不思議な生活があったかかったです。
でも、続編の話の最初を見てビックリでした。
切なくて、でも少し前向きにさせてくれる作品でした。
>苗坊さん
ついに週一ペースになってしまいました。すいません。
この「キッチン」良かったですねー。
わたしは、ずっと吉本ばななは読まず嫌いだったのですが、凄い作家さんでした。次も読まなくてはと、遅ればせながら思っています。
あ、TB上手く飛んでないみたいですね(涙)
またこちらから飛ばしますね。