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新世界より(上) 貴志祐介 

新世界より 上新世界より 上
(2008/01/24)
貴志 祐介

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<舞台は、1000年後の日本。八丁標(はっちょうじめ)の外に出てはならない>

久しぶりの、貴志さんです。わたしが読んだのは、「黒い家」の一作のみですが、ただひたすら怖かったことを覚えています。果たして、この作品はどうなのかと思い、読み始めたんですが、厚さを忘れる面白さ。これは、すごいと思える作品でした。

ここは汚れなき理想郷のはずだった。1000年後の日本。伝説。消える子供たち。著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!【講談社HPより】


何が凄いかといえば、やはりその厚さ(笑)。まだ上巻だけしか読んでいませんが、500P。これは手ごわいと思っていたのですが、結構スイスイ読めました。
それは、この物語が、何とも謎だらけの作品だからです。

物語は、1000年後の日本。利根川流域で神栖66町に住む子供達が、呪力を覚えたところから、始まります。この呪力、この千年の間に、人間同士を淘汰し、何と5、6万人に人間を減らしている。この千年の間に一体何があったのかということが、この話のポイントでもあるんですね。聞くに耐えない、人間同士のおぞましい歴史を子供たちが知っていくんですね。

二つ目のポイントは、その国には、伝説があるということです。その伝説は150年前に現われた「悪鬼」と80年前の「業鬼」。その戒めとして、国の境には八丁標(はっちょうじめ)という結界が張られているんです。世の中の全てを破壊し、手に入れることさえできるという念動力(サイキック)に目覚めた子供達は、徹底した呪力の訓練を受けているんです。そんな子供達が、夏期キャンプに八丁標の外にでてしまう。そして、冒険が始まり、とんでもないことに巻き込まれるんですね。

何より、話を面白くさせているのは、この物語に出てくる千年後の生き物ですね。カニを巨大化し、決して挟んだ獲物を逃がさず、最後は分断してしまう「トラバサミ」。蛇でありながら、偽の卵を産みつけ、その卵の臭いが何ともいえない武器になっている「カヤノスヅクリ」。ネズミでありながら、知能は
優れ、コロニーを作って、コロニー同士で争っている「バケネズミ」。その他、「風船犬」や「ミノシロモドキ」など。この生物達が、結構ポイントを握っているんですね。
どうも、この生物達、人間の呪力が作っていったようなんですが、そこは上巻では良く分かりませんでした。

上巻の最後にやっと、たどり着いた時、最初の一つの伝説に一致するんですね。ではでは、もう一つの伝説は何、何なのと思った時、上巻は終わります。ありゃー、それはないでしょーと思いつつ、展開が上手いなーと感心。最初は、ちょっと時間がかかりますが、夏期キャンプ辺りから、のめりこんでいきました。その夏期キャンプのカヌーからの星を見るシーンが、非常にいいんですね。静寂の中の美しさ、感動します。しかし、待っているものは決して穏やかなものではありませんでした。

いろんな謎の真相は何?この少年少女の5人組の将来は。下巻が早く読みたくなりました。これは、きっとすごいです。
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