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ツバメ記念日−季節風*春 重松 清
- 2008/04/20(日) 08:57:15
![]() | ツバメ記念日―季節風*春 (2008/03) 重松 清 商品詳細を見る |
<春、巣立ちの時。春の記憶を呼び戻す12編>
まだ画像が出ない(泣)。もう出てもいい頃でしょう、amazonさん。
わたくしごとですが、胃腸から来ていると思われる風邪で、何年かぶりに発熱。この金曜から寝込んでおりました。今はだいぶ良くなったのですが、この春という季節、花粉症をはじめ、わたしの体調にはあまり相性が良くないようで困ったものです。
記憶に刻まれた“春”は、何度でも人生をあたためる。憧れ、旅立ち、別れ、幼い日の母の面影──温かい涙あふれる12の春の物語【文藝春秋HPより】
久しぶりの重松さんの作品ですが、良かったですねー。本当にタイトルもピッタリの季節感。この作品は季節に合わせて読んでいただきたいなー。12編の話の中に、春の記憶が蘇ります。
さて、この12編の短編なのですが、どの作品も心にしみこみます。春という季節を12編に収めきっている、重松さんの力量に脱帽ですね。
季節感を味わってもらうため、春らしいタイトルを列挙すると、「めぐりびな」「球春」「よもぎ苦いか、しょっぱいか」「さくら地蔵」「せいくらべ」「目には青葉」「ツバメ記念日」とこれだけでも春を感じてしまいますね。そして、内容もそれぞれ、春を感じるものとなっているんです。卒業、別れ、巣立ち、出会いとこれだけ書かれると、ウルウルですよね。
さて、全部は書けないので好きな作品の内容を少し。
「めぐりびな」…夫の実家から贈られたおひな飾り。しかし、わたしには亡くなった母の思い出のおひなさまがある。やむにやまれず、めぐりびなにしようとするが。
「島小僧」…卒業し島を離れる3人組。「桜会」(島から出て行く青年団の送別会)のあと、島から出て行くことになるが、その桜会は本土との橋もできたこともあって、荒れに荒れてしまう。
「さくら地蔵」…そのお地蔵さまには、全国各地の桜が集められるという。交通安全を祈願して、トラックのドライバーが供えるのだ。定年を前にしたドライバーの胸に去来する思いとは。
「せいくらべ」…両親の都合で引越した先は、二棟続きの狭いアパート。隣からは、苦情の手紙…。一体どうすればいいんんだろう。わたしは、となりに謝りにいく。
「ツバメ記念日」…共働きでぎくしゃくした二人。一人娘の由紀は、風邪がこじれ、大変なことに。やっとの思いで九死に一生を得るが、その朝、妻が駅で見たものは。
それぞれ、好きな作品があると思いますが、わたしは、「島小僧」「さくら地蔵」「せいくらべ」の順でしょうか。それぞれ、「島小僧」の旅立ちが印象的です。「さくら地蔵」のラストは、これまたジーンと来てしまいます。「せいくらべ」は話が意外な方向に行くところが、結構爽快で…。
時あたかも、春真っ盛り。重松さんの春を感じてください。そして、みなさんの中にある、春の思い出に触れてみてください。きっとここまで劇的ではないかもしれませんが、物語が造れそうな気がしてくるから不思議。
ちなみにこのシリーズ「夏」(6月)、「秋」(9月)、「冬」(12月)に発売されます。ここまで、季節感を出さされると、もう買わずにおられないですね。わたしは、春を買ってしまったものですから、絶対買います。
それから、最後に装幀が吉田篤弘・吉田浩美さんです。これまた、すごくいいです。何から何まで素晴らしい。買ってよかったと思えるシリーズです。
わたし、これから先、何回読み直すんだろうか(笑)。
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ツバメ記念日季節風・春 重松清
ツバメ記念日―季節風*春 装幀は吉田篤弘・吉田浩美。産経新聞連載を改稿改題。 出会い、別れ、旅立ち、母の思い出など春がテーマの短編集。...
- From: 粋な提案 |
- 2008/04/21(月) 02:51:17
ツバメ記念日ー季節風*春 〜重松 清〜
春の出来事をメインにした12の短編集。 3月〜5月くらいの話で 出会いや別れ、旅立ち・巣立ちがメインテーマになっています。 ちょうど...
- From: My Favorite Books |
- 2008/04/21(月) 19:43:02
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この記事に対するコメント
この季節にピッタリの短編集でしたね。
重松さんの上手さに何度もウルウルしちゃいました。
シリーズは三ヶ月ごとに出るんですね。とっても楽しみです。
風邪、大丈夫ですか?
お大事になさってくださいね。
さくら
こんにちは。
体調はいかがですか。
お大事にしてくださいね。
さくら地蔵を読んでからというもの
花びらを邪険にできなく
なりました(笑)
本当にどこかにこんなお話が
ありそうなんですもの。
夏以降も期待大!ですね。
春と秋が切ない話が多くなりそうですね。
このシリーズ楽しみです。
個人的には『めぐりびな』から
涙腺弛みっぱなしでした。
よしさん こんばんは。
発熱で寝込んでおられたのですね。疲れからかな〜。復活されてみたいで良かった!!
重松さんのは、涙腺ビシバシくる作品もいいのですが、笑えてホロッとくる作品も私は好きです。
この季節に読まずに、いつ読む!!って感じの作品ですよね。心に染みました。夏も楽しみです。
重松さんといえば、新刊『ブルーベリー』が本屋さんに並んでました。これも読まねばっ(笑)
>藍色さん
本当に「春」の短編集でした。どの作品も粒揃いの涙満載。
「夏」が楽しみです。
おかげさまで、風邪はすっかり治りました。風邪だったのかなー?疑問。
>BEEさん
ありがとうございます。体調は、戻りました。
各地でさくらが折られるとかのニュースがありますが、わたし的には、さくら地蔵に供えられるのだと思いたいです。夏も当然期待します。
>す〜さん
秋はやっぱり、切ない話になりそうですよね。爽やかな話は夏に期待ですかね。
『めぐりびな』の思い出は切なくて、泣いてしまいますね。
>naruさん
おかげさまで、よくなりました。それにしても久しぶりでした(苦笑)。
「ポンカン」「島小僧」は笑えてホロッときました。だから好きなんですね。
わたしはこじんてきに発売と同時に買って読んだのですが、早く読んで良かったです。いつのまにか、「せいくらべ」「ツバメ」の季節になりましたね。あっという間に夏。次が待ち遠しいです。
新刊が出たのですか!これもチェックします。