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家日和 奥田英朗

家日和 家日和
奥田 英朗 (2007/04)
集英社
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<あなたは一体どのタイプ。抱腹絶倒の在宅小説>

久しぶりの奥田さんの作品ですが、笑いましたね。やはり奥田さんの作品はいいなー。今、この手のユーモア小説は、荻原さんか奥田さんのものですよね。奥田さんの方がアクは強い気がする。そこがまたいい。

ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。【MARCデータベースより】


いやー、面白かった。あっという間の一気読み。痛快な読書でした。奥田さんはやはり、上手いですね。この手の小説を書かせたら、ピカイチ。それは伊良部先生シリーズで証明されていますけど。
でもこの作家、ユーモア小説だけではないところがすごいのです。『サウスバウンド』『最悪』『ガール』など実に幅広い作風を持っておられます。そういうところは、これまた私の好きな荻原浩さんに良く似ておられますね。本当に面白いので、早く新刊出ないかと期待させてくれる作家さんです。前置きはさておき、内容ですね。

『サニーデイ』はネットオークションにはまる主婦の話。オークションで次々と不要なものは売りさばき、どんどんはまっていきます。やがて、夫の大事なものまでも、最後はホロリです。
『ここが青山』リストラに遭い、主夫業に専念することになった夫ですが、これがどうやら、合っていたよう。妻はこのときとばかり、働きにでます。こんな夫婦もありで、いいよなーと思える作品です。主婦業も楽ではないんだけど、家もいいでしょうと思えてきます。
『家においでよ』は妻が出て行ったあと、自分の部屋ができたと、次々と自分の好みに部屋を変えていく男の話。これまた、最後がいいんです。

などなど、ユーモアのセンスが実に良く、笑えるんです。ただ笑えるんじゃなく、最後はほのぼのときます。家もいいじゃないと働いているわたしにとっては思えてくるんですね。
そして、ネットオークションにはまる過程などから、あっ、ここにもわたしがいる。次々に自分の城を築いていく男の話などは本当にうらやましい生活だよなー。だからといって、今の生活に不満があるわけじゃなく(笑)。

誰もがふと思う日常の一端を、奥田さんは実に上手く話を作られますね。感心しました。
そして、皮肉。ロハスの生活を描く『妻と玄米御飯』には大笑いでした。こういう生活している人もいるんでしょうね。実に窮屈だよな。良かった興味がなくて。『グレープフルーツ・モンスター』は少しやりすぎかな。まあ、これはご愛嬌。
どの作品も実に面白い。

家っていいなーと本当に思える作品です。さあ、あなたはどのタイプ?奥田流在宅小説にはまってください。オススメします。
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家日和 奥田英朗

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家日和 奥田英朗

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家日和 奥田英朗著。

おお~~。さくさく読めて、なんてリラックスできたのでしょう。 奥田氏ってミステリからいつの間にやらコメディというかユーモア小説が多くなってきて、好きだな~。いちいち、その一言が面白いんだよ、とプッと吹き出してしまう。よく人間観察してるよね。 「サニーデイ」...

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こんばんは。よしさん。
読み終えるのがもったいないような作品でしたよね。
ずーっと続いてほしかった(笑)
グレープフルーツモンスター、主婦だから、ぐぐっとくるものがありました(笑)

>ゆうさん
こんばんは。
良かったですねー。絶妙な加減で。
家っていいなと思える作品でした。
『グレープフルーツ・モンスター」にぐぐっときましたか!
なるほど、なるほど。

こんにちは。
「家族」ということを考えさせられた作品でした。
「家においでよ」と「ここが青山」が私はお気に入りです。

>らぶほんさん
こんばんは。
そうそう、「家族」も重要なテーマでしたね。
『家においでよ』のラストや『ここが青山』の爽やかさも忘れられない作品ですね。。
本当にいい作品でした。

奥田さん スゴイ!

はじめまして AndyHといいます。今朝、新幹線で読んで、1.5時間で読みきりました。で、ツボにはまっちゃいました。奥田さん、すごいですね。
男性読者は、やはり「家においでよ」にシンパシーを感じるんじゃないかな。でも、全部、良かったです。「グレープフルーツモンスター」だけは、ちょっと異色のような気がしたけど。(笑)
読んだ後で、たまには、かみさんに優しくしてやろうかと思いました。(一瞬だけ)。

>AndyHさん
いらっしゃいませ!はじめましてです。
この作品、サクサク読めましたね。あっという間の至福の時間でした。「家においでよ」も惚れますが、わが身としては「ここが青山」も捨てがたい。読んだ後に、自分の「家」を考えてしまいました。

本当、サクサク読めましたね。
私は奥田さんはサスペンスものよりもサクサクものの方が好きですし、私が、この本当にうまい!!!って叫んだ作家さんの一人です。
「グレープフルーツモンスター」は、やっぱり奥田さん、どこかにこの手のもの書かないと、っていうか、好きだな~って。(笑)

>じゃじゃままさん
私もサクサクものが大好きです。
「本当にうまい!!!」ですよね。
「グレープフルーツモンスター」の毒ですよね。これもやはり奥田さんの持ち味ですよね。
うんうん、この手も好きだなー。
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Author:よし
本好きですが、読むのは遅いです。読書メーターやってます。

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