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しかたのない水 井上荒野

しかたのない水 しかたのない水
井上 荒野 (2005/01/26)
新潮社
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<6つのコースを泳ぐ男女の物語>

フィットネスクラブに集まる男女7人。受付嬢と関係を持つプレイボーイ。ひどい男を愛した女。新しく来た受付嬢と小説家になろうとする中年男。プールで泳ぐでもなく第6コースで歩く親子。そして新しい受付嬢。妻に逃げられたと噂になっている新藤コーチ。それぞれに関わりあいながらの大人の物語。

全編にあるのは新藤コーチの奥さん。フラメンコ教室のインストラクターである冴美さんの話。新藤コーチから逃げた!脇の話だと思っていたものが、最後の話で主役になる。
上手い!これぞ連作短編集。

フィットネスクラブを中心に交差する人生を井上さんが綿密に描きます。上手いんですよ。ちょっとの出会いを関連付けて。あっ、この人あの人じゃん。ここで出てくるか。そう思わせる作品です。
「手紙とカルピス」「オリビアと赤い花」「運動靴と処女小説」「サモワールの薔薇とオニオングラタン」「クラプトンと骨壷」「フラメンコとべつ名前」の6編。この中では「運動靴と処女小説」「クラプトンと骨壷」「フラメンコと別の名前」は秀逸。この中で特に関連があると思う3編です。

人それぞれの人生がある。そうした人が集まる場所を舞台にした恋愛小説です。
どの主人公もどうしようもないんですよね。
しかし決して卑屈でもじめじめしたものでもなく、淡々とスイミングプールを泳ぐように、書かれています。そうその人なりの6つのコース。
わたしは新藤コーチの奥さんの話が1番心に残りました。自分がその立場だったら…。世の中にはこうした経験のある人もいるのだろうなー。新藤コーチはあまりにも滑稽で悲しすぎる。

井上荒野さんは初めての作家でしたけどわたしは買いです。
ぜひ注目の作家さんの作品、一読を。
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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

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