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さよならバースディ 荻原 浩

さよならバースディ さよならバースディ
荻原 浩 (2005/07)
集英社
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<マコ、メ、ミズ>

バースディとは東京霊長類研究センターのボノボ(ピグミーチンパンジー)。このバースディは人と会話ができる。「バースディプロジェクト」に関わる真。一緒に働く由紀に結婚を申し込んだ日、あろうことか由紀は飛び降り自殺をしてしまう。

何よりこのバースディがかわいい。真や由紀たちはバースディを自分の子どものように可愛がります。研究のために利用されるバースディがかわいそうになってきます。それがわかっていながら、愛情をもって接する真と由紀。その切なさも伝わってきます。

そんな研究も恋人由紀の飛び降り自殺というショッキングな出来事で暗転。ここからドラマはなぜ飛び降りたのかに変わっていきます。目撃者はバースディだけ。人と会話できる能力を最大限利用し、真相を究明しようとします。

研究対象という動物と人間のエゴ。真も悩みながら、真相にたどり着きますが…。切ないんですよね、本当に。
切なさと裏腹にバースディを大学部内をの権力争いの描き方や、安達先生と由紀との関係などもう少し枚数を使って欲しいかった。前半が非常に良かったと思ったのはわたしだけでしょうか。真相も予想どおり。途中でわかってしまいました。

真とバースディとの会話「マコ 、メ、 ミズ」というのがずっと残り続ける作品です。
動物を主人公とし、その愛情が痛いほど伝わってきます。本当に可愛い。かたや人間はなんて勝手なのだろうと思える作品でした。
しかし、荻原さんだけにもう少し重厚さを求めたい気がするのです。十分には楽しめる快作といったところでしょうか。
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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

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