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すべての若き野郎ども/久保寺健彦

すべての若き野郎どもすべての若き野郎ども
(2008/09/25)
久保寺 健彦

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この作家さんを読むのは、2作目。
私の中での注目作家さんです。作風としては「ブラックジャック・キッド」の流れかなー。
この作品は、スピード感の保証します(笑)

TBS・講談社 第1回ドラマ原作大賞 選考委員特別賞受賞作。
一緒に「天下統一」目指そうぜ!生涯戦績、317勝無敗(自称)の達夫と、元暴走族特攻隊長・恭平は、最強コンビを組み「天下統一」を目指す。5つの暴走族、地元のヤクザを向こうに回し旋風脚(センプーキャク)と皿割りで連戦連勝。そこに立ちはだかる伝説の男の正体は?天下無双のスケールにドラマ化が追いつかない!?でも、とりあえずはガンガンいきゃあいいんだよ!【講談社BOOK倶楽部HPより】

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ボーナス・トラック 越谷オサム

ボーナス・トラックボーナス・トラック
(2004/12/21)
越谷 オサム

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<こいつ、なかなかいいやつなんだ。幽霊物の快作!>

ここだけの話、わたし、幽霊物に弱い。思い起こせば傑作「異人たちの夏」(山田太一)や椿山課長の七日間(浅田次郎)、秀作「雨恋」(松尾由美)、そして、この作品はわたしの幽霊物のお気に入りにランクイン。実に面白かったです。またお気に入りの作家ができてしまいました。

こいつ、なかなかいいやつなんだ、幽霊であることを除いては…ハンバーガーショップで働く「僕」は、ある雨の晩、ひき逃げを目撃したばかりに、死んだ若者の幽霊にまとわりつかれる羽目に。でも、なかなかいいやつなんだ、アルバイトの美少女にご執心なのは困りものだけど…。「僕」と幽霊がタッグを組んだ犯人探しの騒動を描いて絶賛された、ユーモアホラーの快作登場!第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。【BOOKデータベースより】


この作品、越谷さんのデビュー作だったんですね。おまけに、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。とてもデビュー作とは思えない、快作の登場です。

話はいたって、シンプル。ある夜、ひき逃げに遭遇した主人公、その被害者の幽霊が取り付いてしまう。そして、ひき逃げの犯人を捜すという物語なんですが、この主人公、草野よりもむしろ、幽霊の亮太の何と魅力的なことか。理不尽なひき逃げにより、懸命の草野の救助にも関わらず、幽霊になります。草野は幻覚と思っていたのですが、どうやら幽霊の姿が見えるようになったらしい。この過程がどうも可笑しくて笑ってしまいました。最初は重かった話が、どんどん加速していきます。

どうやら後輩の南にも同じ様に幽霊が見えるらしいのです。その南と草野が、亮太をひき殺した犯人を追っていくのですが、それは本筋であるんですが、あくまでサイドストーリ的に流れていきます。南しか見えない、怨念を感じる幽霊と遭遇します。

草野やだいちゃんやしょうちゃん、首ぽきぽきのしょうちゃんの友だちはハンバーガーショップで働いています。激務で休みは寝ているだけ、何もしない、できない草野に、亮太は働き方や仕事のやり方、などを、アドバイスしていきます。それがまた妙に可笑しい。こうした伏線が、最後に効いてくるんです。あっ、そうそう、プロレスゲームに興じる二人がまたいいんです。

こうした伏線が最後に向っていきます。そして、ラストは涙。わかっていたんですが、泣いてしまいました。亮太っていいやつだようなー。ただしょうちゃんにつきまとって、だいちゃんを脅迫するところはいただけませんでしたが。

上手いなー、この作家。いろんな細部がここまで書けるなんて。この方、音楽とプロレスに詳しい方、または好きな方なんでしょうね。
また、いろんな会話の中に、上手さが光ってます。冒頭の車をあおられ、車をよせ、草野は悪態をつくんでする。「バーカ、事故れ」と。こんなこと、言ってしまうんですよね、つい。こうした言葉や、ゲームの描写や、会話が実に的を得ています。上手いよなー、上手い。

この方、まだ三作しか、出されていないんですよね。最近、三作目が出たみたいですが。これは、コンプリートしなくてはいけない作家さんですね。
最初は、怖く、中盤は笑って、最後は泣いて、余韻すら残す。何といい作品なんでしょう。こんな作品を読み逃していたなんて。今さらながら、読書は深い。
読んでいない人は、ぜひぜひ。オススメです。
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新世界より(上) 貴志祐介 

新世界より 上新世界より 上
(2008/01/24)
貴志 祐介

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<舞台は、1000年後の日本。八丁標(はっちょうじめ)の外に出てはならない>

久しぶりの、貴志さんです。わたしが読んだのは、「黒い家」の一作のみですが、ただひたすら怖かったことを覚えています。果たして、この作品はどうなのかと思い、読み始めたんですが、厚さを忘れる面白さ。これは、すごいと思える作品でした。

ここは汚れなき理想郷のはずだった。1000年後の日本。伝説。消える子供たち。著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!【講談社HPより】


何が凄いかといえば、やはりその厚さ(笑)。まだ上巻だけしか読んでいませんが、500P。これは手ごわいと思っていたのですが、結構スイスイ読めました。
それは、この物語が、何とも謎だらけの作品だからです。

物語は、1000年後の日本。利根川流域で神栖66町に住む子供達が、呪力を覚えたところから、始まります。この呪力、この千年の間に、人間同士を淘汰し、何と5、6万人に人間を減らしている。この千年の間に一体何があったのかということが、この話のポイントでもあるんですね。聞くに耐えない、人間同士のおぞましい歴史を子供たちが知っていくんですね。

二つ目のポイントは、その国には、伝説があるということです。その伝説は150年前に現われた「悪鬼」と80年前の「業鬼」。その戒めとして、国の境には八丁標(はっちょうじめ)という結界が張られているんです。世の中の全てを破壊し、手に入れることさえできるという念動力(サイキック)に目覚めた子供達は、徹底した呪力の訓練を受けているんです。そんな子供達が、夏期キャンプに八丁標の外にでてしまう。そして、冒険が始まり、とんでもないことに巻き込まれるんですね。

何より、話を面白くさせているのは、この物語に出てくる千年後の生き物ですね。カニを巨大化し、決して挟んだ獲物を逃がさず、最後は分断してしまう「トラバサミ」。蛇でありながら、偽の卵を産みつけ、その卵の臭いが何ともいえない武器になっている「カヤノスヅクリ」。ネズミでありながら、知能は
優れ、コロニーを作って、コロニー同士で争っている「バケネズミ」。その他、「風船犬」や「ミノシロモドキ」など。この生物達が、結構ポイントを握っているんですね。
どうも、この生物達、人間の呪力が作っていったようなんですが、そこは上巻では良く分かりませんでした。

上巻の最後にやっと、たどり着いた時、最初の一つの伝説に一致するんですね。ではでは、もう一つの伝説は何、何なのと思った時、上巻は終わります。ありゃー、それはないでしょーと思いつつ、展開が上手いなーと感心。最初は、ちょっと時間がかかりますが、夏期キャンプ辺りから、のめりこんでいきました。その夏期キャンプのカヌーからの星を見るシーンが、非常にいいんですね。静寂の中の美しさ、感動します。しかし、待っているものは決して穏やかなものではありませんでした。

いろんな謎の真相は何?この少年少女の5人組の将来は。下巻が早く読みたくなりました。これは、きっとすごいです。
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ブラック・ジャック・キッド 久保寺健彦

ブラック・ジャック・キッド ブラック・ジャック・キッド
久保寺 健彦 (2007/11)
新潮社
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<ブラック・ジャック大好き少年の冒険と青春>

今、話題の売り出し中の作家さん、久保寺さんの第19回ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。そして、次の「みなさん、さよなら」でパピルス新人賞受賞。乗りに乗っている作家さんですね。さて、そんな作家さんの作品の感想は…

ブラック・ジャックになりたいおれと、『ガラスの仮面』を教えてくれた内気な宮内君。そして、眼鏡を外すと超綺麗な泉さん。イブの晩、駅の向こう側の見知らぬ街に姿を消した泉さんの弟・健太を捜して、三人の大冒険が始まった――。ドラマ原作大賞選考委員特別賞、パピルス新人賞同時受賞に輝く、驚異の超大型新人登場!【新潮社HPより】


ファンタジー大賞受賞作だけに、どんな話かと思ったのですが、「むむ、普通の小説」ではないですか。マンガ「ブラック・ジャック」をこよなく愛する少年の成長小説の趣が強いかな。

ご存知のとおり手塚治虫の「ブラックジャック」はマンガの傑作。わたしも、全巻とはいかないまでも、読みましたとも。凄腕の外科医、クールで現実的、優しい一面を持ち合わせた、「ブラックジャック」に痺れたものです。そんな「ブラックジャック」を心酔した少年の、小学校時代が書かれているんですが、「ブラックジャック」が嫌いな人は辛いかもですね。わたしは、第〇〇話ではという解説でこの作者、このマンガを全巻読破し、熱烈な手塚治虫ファンと読みました。そういうところは、大好きで興味深く読むことができましたね。

話自体も悪くは無いんです。父と母の諍いと、学校生活、ケンカ、そして両親の離婚、母との別れといい感じなんですが…。途中の川べりに現われるめぐみちゃんとの話は、なくても良かったのではないかなぁ。いまいち分からないんです。物語自身の中の影響も。それ以外の話が、結構面白いのに、もったいないような。

後半に友だちになる、宮内君と泉さん。これは良かった。本好きでマンガ好きな二人と友だちになり、クリスマスの日に冒険をします。そこはファンタジーかな。ここらあたりが、本読みの心をくすぐるんですね。さまざまな作品も紹介されて。

前述のとおり、一部ムムムのシーンはありましたが、全体としてはまずまず良かったです。ましてやデビュー作なら、その感は強くなりますね。次も読みます、わたし。

さて、この主人公の少年のあだ名が「アッチョン」。
これがまた手塚治虫ファンならピンと来るはずですよね。
「手塚治虫は偉大な作家だね」と出てきますが、まさに同感。
余談ですが、この話の「しゃー、しゃー」が頭から離れない(笑)。
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映画篇 金城一紀 

映画篇 映画篇
金城 一紀 (2007/07)
集英社
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<映画の好きな人も、そうでない人も楽しめる一冊>

いやー、面白かったです。設定が素晴らしい。映画の映画による映画のための作品。これぞ小説の力ですね。
こんな小説を書いてくれた、金城さんに感謝です。がぜん、ファンになってしまいました。今年は金城作品も読まなくてはと思います。

映画をモチーフに友情、恋愛、家族などを描いた連作短編集。
短編の表題になっている作品は「太陽がいっぱい」「ドラゴン怒りの鉄拳」「恋のためらい/フランキーとジョニーもしくはトゥルー・ロマンス」「ペイルライダー」「愛の泉」。


金城さんって、本当に映画が好きなんですね。出てくるわ、出てくるわ。この作品の中には、一体いくつの映画が登場しているのでしょうか。それほど、沢山の映画が表題であったり、話の中での話題になったり、文章の中で会話の一部になっていたりと、様々なんです。もちろんわたしは、全然知らない方が多いんですけど(笑)
ただ、金城さんって同年代か、やたらと昔見た映画が登場するんですね。何せ、しょっぱなが「太陽がいっぱい」。そして、すぐに登場するのが「大脱走」と来るんですから。
わたしは、スティーブ・マックイーンが好きでした。「大脱走」は何回見たことでしょう。カッコよかったなー。

「太陽がいっぱい」は友情の物語。映画「太陽がいっぱい」で結ばれた友情。大人になって全然違う道を歩いていく二人。再会も映画を見にいくんですね。しかし、最後に見ようとした映画を果たせなかった僕。それが、ずっと気にかかっていた。ある日、幼なじみの女性と再会。友の消息も知ることになる。
これだけでも、しびれる展開。夢であった、映画の脚本を友である龍一に見て欲しかったよなー。そして、僕は龍一の物語を紡ぐのです。これが涙、涙。そう、原作でリプリーは捕まらなかったように。

どの作品も味があって、このまま紹介すると、ダラダラと行ってしまいそうなので、とりあえず、止めておきますね。しかし、最後の作品もいいです。
「愛の泉」は祖母のために映画の上映を行おうという、家族小説。そして、上映にこぎつけた果てには、一緒になって読んでいる我々も、感動しているという、これまた素晴らしい作品です。映画上映のノウハウもあって、まるでわたしの好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」を思い出す感動(少し内容は違いますが)。

さて、この上映会が、各作品とリンクしています。そして、この映画とは言わずと知れたあの作品です。いやー、キレイだったなー。未だに、衰えない人気の女優の有名作なんですけど。また、見たくなりました。
しかし、最終話だけでなく、各編も微妙にリンクしているから驚き。暴力シーンもあったりするんですが、全体の中では気になりません。金城さんは、この作品自体を映画仕立てにしているんですね。

「物語の中では、死者は当然のように蘇り、まるで死んだことさえなかったように動き回ることはおろか、空を羽ばたくことさえできるのだ」
これぞ、映画。これぞ、小説。
映画好きな人も、そうでない人もこの「映画篇」で映画の楽しみを見つけましょう。
本当に映画にいきたくなる作品です。絶品です。
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Lady,GO 桂 望実

Lady,GO Lady,GO
桂 望実 (2006/07)
幻冬舎
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<勝ってこう。キャバ嬢への華麗なる(?)転身>

桂望実さんの作品は、「県庁の星」を読んで以来、二作目。言っちゃー、悪いけどどうも「県庁の星」はピンと来なくて、面白いことは面白かったのですが、のめりこめなかったというのが本音のところ。しかし、この作品は面白かったー。全く、畑が違うキャバ譲という設定が読ませ、読後はなぜか元気になるいい作品です。

南玲奈は派遣の仕事からも声がかからず、生活にも困窮している。その場しのぎにやってみたのが、キャバクラ嬢。友人の姉、泉に六本木のキャバクラを紹介され、働くことに。そこは、華麗で厳しい夜の世界だった。

いやー、結構面白かったです。桂望実さんという作家を見直してしまいました。設定がキャバ嬢というのがいいですね。
派遣の仕事からも声がかからず、生活に困っている玲奈が誘われたのが、キャバ嬢。最初、友人の進めによって、タイニュー(体験入店)して、二万を稼いだのだが、友人が紹介料としてお金をせしめていた事がショックで、なかなか踏み切れない。
しかし、同級生の姉泉と出会うことにより、そのキャバ嬢としての矜持と、プライドある生き方に魅かれていくんですね。
まさに接待業のプロ。

玲奈は思ったこともなかなか言えず、自分でもジレンマを抱えて生きてるんですが、キャバ嬢にとってうってつけの、配慮だということを知って頑張っていくんですね。

夜のキャバ嬢を男性心理を知り尽くしたケイや劇団員として、二足のわらじを履きつつ、自分の夢を追っているしほに出会い、自分の夢は一体何かということに話は変化し始めます。ちょうど、飛躍的に売り上げを伸ばしているんですね。
いろんなことを学んでいきます。お客への配慮と次に繋がるメール。これが相手に気分を害さず断れる方法なんですね。「ありがとうごめんなさい」が何回、1日のうち言えたかを復讐する。これが配慮を養うんですね。
また顧客情報でもあるメモをこまめに取るということが必須。
そして、努力した自分にご褒美をい与えることが次の目標になること。
うーん、どれも生活上の参考になるなー。

ちなみに、わたし、頑張った自分に気休めのご褒美を、することにしているんですが、このシーンだけでも共感。次の目標って、特段ないのだけど、自分を励ます手段かな…。

次第に自分の夢ってなんだろうと思い始めます。会社のリストラにあった父がタクシー運転手に転身しているのを見て、いよいよ自分の夢を探していきます。結局、接客業が自分に一番合っていることを見つけ、次の夢に…。

とっても、爽やかでいい話。読み進めていくとどんどん元気になっていく。玲奈のように頑張りたいと思うようになります。
しかし、それには周到な準備と努力が必要なんですね。

勝ち負けにこだわった生き方ばかりがいいとは思わないが、やるからには、「勝ってこう」と思うのです。
そう「勝ってこう」よ、みんな。
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渾身 川上健一

渾身 渾身
川上 健一 (2007/08)
集英社
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<お母ちゃん!>

どこかの書評でも、書かれていたのですが、今年一番泣ける本は「カシオペアの丘で」しかないと思っていました。しかし、この作品も泣かせる。今年二番目の落涙小説です。

隠岐の島で暮らす坂本一家。友人でもあった先妻・麻里は病死。多美子は先妻と夫との一人娘の琴世とともに、平穏に暮していた。二十年に一度の伝統の奉納相撲で正三大関という最高位を与えられた、英明。島で認められるため、期待を一身に受け土俵にあがる。

「青春と読書」連載時から、川上健一さんが相撲を扱ったスポーツ小説を書いていると分かっていたのですが、まさか、ここまで迫力ある作品を書いていたなんて。

話はあらすじの通り、いたってシンプル。奉納相撲に勝つために土俵に上がった、英明と片やもう一人の正三大関、田中敏夫との、相撲のシーンが、何と半分を占めます。
相撲を見た方なら、存分に楽しめ、見ていない方でも、その迫力シーンに手に汗を握って読まれること必至。それだけ、すごい。

駆け落ち同様に先妻麻里と結婚した英明だったが、小さな島の反応は冷たい。周りからも徐々に認められつつも、大役の古典相撲で柱を持ち帰ることこそ、村のためと信じ、相手と闘うことになります。父が昔大関だったという相手田中敏夫。途轍もなく、強い。
そんな相撲を見守る家族、多美子と琴世。

単なるスポーツ小説ではないんです。実はそれぞれの家族小説だったんですね。多くは語られないんですが、それぞれが家族に対しての思いを持って、土俵の相撲を見ているんですね。その辺を少なめに収めたことが成功だとわたしは思います。逆に相撲に集中させることにより、読者は家族とともに、土俵を見させている感じでしたね。さすが、川上さん、上手い。

泣くまい、泣くまいと思って、読んだんですが、無理でした。分かっていても泣ける小説です。
川上さん相撲ファンなのでしょうか?大相撲ではなく、隠岐に伝わる伝統の相撲に着目した川上さんは、すごい。
今年一番のスポーツ、家族小説でした。いやー、面白かった。
プロフィール

よし

Author:よし
本好きですが、読むのは遅いです。読書メーターやってます。

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