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平台がおまちかね 大崎 梢



amazonでは画像がでないため、楽天さんから拝借しました。
大崎さんは、「配達あかずきん」などの書店シリーズ、最近では「夏のくじら」など青春小説も評判がいいみたいですね。さて、この作品は、出版社の営業部シリーズとなるようです。
書店と出版社のお仕事がうかがえて、何とも楽しい読書でした。

自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら、何故か冷たくあしらわれ……、贈呈式の当日、受賞者が会場に現れない……!? 先輩たちには散々いじられつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する新人出版社営業・井辻智紀。本が好き。でも、とある理由で編集には行きたくなかった井辻くんの、ハートフル・ミステリ。『配達あかずきん』の大崎梢、待望の新シリーズ開幕!【東京創元社HPより】

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聖域 大倉崇裕

聖域聖域
(2008/05)
大倉 崇裕

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嬉しい予想外でしたね。まさか、この作家さんが山岳ミステリーを書くなんて。それでもって、結構面白い。なんでも大学時代に山岳系の同好会に所属していたそうです。いつか書きたいと思っていたそうですが、その念願がやっと叶ったそうです。
とすれば、作者の満を持した自信作。山岳小説とミステリーの融合。これだけでも、わたし、嬉しくなってしまいます。

安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、好敵手であり親友だった安西の死の謎を解き明かすため、再び山と向き合うことを決意する。すべてが山へと繋がる、悲劇の鎖を断ち切るために――。
「山岳ミステリを書くのは、私の目標でもあり願いでもあった」と語る気鋭が放つ、全編山の匂いに満ちた渾身の力作。著者の新境地にして新たな代表作登場!! 【東京創元社HPより】

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阪急電車 有川 浩

阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

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<人数分の物語を乗せて、電車は走る>

読書ブログをやっておられる方の中で、結構、図書館シリーズを取り上げられておられる方、絶賛される方が多い中で、なぜか、手に取れないわたし。しかし、こんななわたしが、カバーデザインに魅かれて、読んでみることに。有川さんて、こんなに上手い作家さんだったのですね。

恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。【幻冬舎HPより】


連作小説の舞台はタイトルどおり、阪急電車、今津線。片道で15分。そんなローカル線があることに驚きですね。そしてまた、有川さんも住んでおられるところだとか。
関西圏にいった時に目にするんですが、阪急の電車はひときわ目を引く車体ですよね。実に可愛いんですね。最も実際にはどうも電鉄会社が多くて、よく分からないのです。同じ駅で二つの会社が同居していたりとか。でもでも、今度関西に行く時には、ぜひ乗ってみたくなりました。

物語は、始発の宝塚駅から終着の西宮駅北口の間のお話です。宝塚駅で図書館で同じ本を手に取りそうになって、気になっていた女性と出会い、その女性は、河川敷きに造られた「生」の字を見ているんです。そこから、次の駅までの恋への発展が絶妙ですね。いきなり、胸キュンではないですか。

次の駅で乗り込んできたのは、恋人を後輩に寝取られた女性が、結婚式に殴り込みをかけ、散々な目にあわせての帰りという設定ですね。今度は、痛い話ではないですか。この翔子という女性の思いと、気丈な性格と爽快さがたまらないんですよね。そして、虚しくもあるんです。次の駅で出会った、老女と孫娘の二人連れに、小林駅で降りてみることを勧められるんです。その駅と街がいいんです。どこがいいのかは、本編を読んでください(笑)。

他に、すぐに暴力を振る彼氏になかなか踏ん切りがつかず、ずるずる引っ張っている女性や、会社員と付き合っている女子高生など、様々な人が乗り合わせてきます。微妙に関連しているから、面白い。特に女子高生の会話は絶妙。笑ってしまいました。どうやら実話らしい。

そんな片道の話の後は、半年後の折り返し。この構成が絶妙なんですね。あ、あのカップルやあの老女と孫、女子高生が再び登場。それぞれの人生のその後が展開されるんです。特に、女子高生えっちゃんの彼氏がいいんですね。「男の中の男」と叫んでしまいそうになりましたが、そんな男はいないでしょーとも。翔子は結婚式の傷を癒しつつ、小林駅近郊に引越しているし。

ほのぼの、笑い、胸キュン、ホロリなど何とも、忙しく、いろんな思いにさせてもらえる作品です。あっという間の今津線の旅でした。何せ15分ですものね(笑)。
よくぞ、こんな良い作品を書いていたきました。わたし、『図書館シリーズ』読みますとも。一躍、お気に入り作家さんにランクイン。
それにしても、小林駅に下りてみたいよなー。
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第10回大藪春彦賞

徳間書店が主催する第10回大藪春彦賞に近藤史恵「サクリファイス」と福沢徹三「すじぼり」に決まりました。
選考基準がハードボイルド、新進気鋭の作家ということなのだが、近藤さんは新進かな。ちと疑問なのですが。
「サクリファイス」はじっくり読ませていただいたので、それはそれで良かった感。
「すじぼり」も読まなくては!

サクリファイス
サクリファイス

すじぼり
すじぼり
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情けは人の死を招く 射逆裕二 

情けは人の死を招く 情けは人の死を招く
射逆 裕二 (2006/06)
角川書店
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<情けは人の為ならず、めぐりめぐりて、己が身の為>

半年前に出て行った彼女を追いかけるため、北海道へと向っていた斉藤和樹。しかし、10年前、あなたに助けられたという、皆井順子に出会う。運よく、乗るはずだった飛行機が墜落。運命的な出会いを経て、湯河原のリゾートマンションに行くことになった二人。そのマンションで殺人事件が起こり、二人は巻き込まれていくことに。

久しぶりに、バカミスというか、ライトミステリというか、そんな作品を読むことになりました。作者は、横溝正史大賞優秀賞を受賞した方です。女装探偵、狐久保朝志シリーズの第2作目。

本当にバカミスなんで、どう評していいのか分からないんですけど、気分次第で結構、楽しめました。
主人公と皆井順子が出会うシーンから、ありえないんですね。
10年前、車のトラブルでヤクザに絡まれていた女性を救った主人公。探していた恩人との運命的な出会いを果たすが、この皆井順子という女性の謎。

もう一つは、プイと部屋を出て行った、前彼女の取手モトコ。この彼女は、なぜ、出て行くことになったのか。これが2つ目の謎。

そしてリゾートマンションで起こる二つの殺人事件。目撃者は主人公。
この何ともおかしな、住人たちの中で一際、変な女装趣味の怪人、狐久保。どうやら彼は元検事。警察の捜査にも協力を惜しまず、ましてや捜査に深い関わりを持っている。

こうしたバラバラの話がミステリーなら、一つに収斂していくのですが、このミステリは違います(笑)
それぞれの話が繋がらない。しかし、どれもがミステリなんですよね。
しかし、ライトすぎるかな。まっ、良しとしましょう。
これだけ、繋がりのないミステリも珍しいと思って読みました(笑)

トリックもさほど、期待しない方がいいかもしれません。では謎解きの醍醐味はどうかというと…、これまた疑問。
この作品はとにかくライト感覚で読むことをオススメします。

「情けは人のためならず」というのがテーマです。情けをかけることは人のためにはならないという意味にとっていたのは、わたしだけでしょうか。この作品で初めて知りました。
「情けは人のためではなく、自分のためだということを」そうした、仏教感やキリスト教の世界観も出てきます。しかし、突っ込んだものではないのですけど。それなりに、詳しい作者だとわたしはにらんでいますが。

とってもとっても、ライトで何も考えずに読むことをオススメします。
と酷評しつつ、デビュー作に食指が動くわたしなのです。
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しかたのない水 井上荒野

しかたのない水 しかたのない水
井上 荒野 (2005/01/26)
新潮社
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<6つのコースを泳ぐ男女の物語>

フィットネスクラブに集まる男女7人。受付嬢と関係を持つプレイボーイ。ひどい男を愛した女。新しく来た受付嬢と小説家になろうとする中年男。プールで泳ぐでもなく第6コースで歩く親子。そして新しい受付嬢。妻に逃げられたと噂になっている新藤コーチ。それぞれに関わりあいながらの大人の物語。

全編にあるのは新藤コーチの奥さん。フラメンコ教室のインストラクターである冴美さんの話。新藤コーチから逃げた!脇の話だと思っていたものが、最後の話で主役になる。
上手い!これぞ連作短編集。

フィットネスクラブを中心に交差する人生を井上さんが綿密に描きます。上手いんですよ。ちょっとの出会いを関連付けて。あっ、この人あの人じゃん。ここで出てくるか。そう思わせる作品です。
「手紙とカルピス」「オリビアと赤い花」「運動靴と処女小説」「サモワールの薔薇とオニオングラタン」「クラプトンと骨壷」「フラメンコとべつ名前」の6編。この中では「運動靴と処女小説」「クラプトンと骨壷」「フラメンコと別の名前」は秀逸。この中で特に関連があると思う3編です。

人それぞれの人生がある。そうした人が集まる場所を舞台にした恋愛小説です。
どの主人公もどうしようもないんですよね。
しかし決して卑屈でもじめじめしたものでもなく、淡々とスイミングプールを泳ぐように、書かれています。そうその人なりの6つのコース。
わたしは新藤コーチの奥さんの話が1番心に残りました。自分がその立場だったら…。世の中にはこうした経験のある人もいるのだろうなー。新藤コーチはあまりにも滑稽で悲しすぎる。

井上荒野さんは初めての作家でしたけどわたしは買いです。
ぜひ注目の作家さんの作品、一読を。

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

よし

Author:よし
本好きですが、読むのは遅いです。読書メーターやってます。

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