プレゼント 若竹七海
- 2008/08/02(土) 23:07:10
![]() | プレゼント (中公文庫) (1998/12) 若竹 七海 商品詳細を見る |
久しぶりの若竹七海さんです。若竹さんは、「ぼくのミステリな日常」でデビュー。とっても面白い小説だった印象があります。そして、わたしが若竹さんの中で、一番好きなのは「スクランブル」。わたしは、青春学園ミステリの傑作だと思っています。
さて、この「プレゼント」は、ずっと積読本でした。SNSがきっかけで、いいよと薦められ、読んでみたのですが、なかなか面白かったです。くもざるさん、ありがとう。
ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは。間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる。 【BOOKデータベースより】
聖域 大倉崇裕
- 2008/07/29(火) 21:14:22
![]() | 聖域 (2008/05) 大倉 崇裕 商品詳細を見る |
嬉しい予想外でしたね。まさか、この作家さんが山岳ミステリーを書くなんて。それでもって、結構面白い。なんでも大学時代に山岳系の同好会に所属していたそうです。いつか書きたいと思っていたそうですが、その念願がやっと叶ったそうです。
とすれば、作者の満を持した自信作。山岳小説とミステリーの融合。これだけでも、わたし、嬉しくなってしまいます。
安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、好敵手であり親友だった安西の死の謎を解き明かすため、再び山と向き合うことを決意する。すべてが山へと繋がる、悲劇の鎖を断ち切るために――。
「山岳ミステリを書くのは、私の目標でもあり願いでもあった」と語る気鋭が放つ、全編山の匂いに満ちた渾身の力作。著者の新境地にして新たな代表作登場!! 【東京創元社HPより】
主題歌 柴崎友香
- 2008/07/28(月) 16:39:10
![]() | 主題歌 (2008/03/04) 柴崎 友香 商品詳細を見る |
前から気になっていた作家さんで、図書館からやっと予約が回ってきたので、手に取りました。サクサクと読めました。この作家さん、なかなか上手いですね。
そして、幸せな気持ちにさせてくれた作品です。
この歌がここで歌われたことは消えてしまわない
聞こえてくる人の声、街の音 そして、誰かの心に響く歌がある
「女子好き」な女性たちのみずみずしい日常の物語
第137回芥川賞候補作(「主題歌」)
「愛ちゃんて、かわいいな。こないだの子とはえらい違いやわ」
「誰でもかわいいやなあ、小田ちゃんは」
「誰でもやないよ。いろんなかわいいがあるやん」
ただ、かわいい女の子やきれいな女優を見ていると、それだけで幸せな気持ちになるし、そのことについて話すのが楽しい。
同時収録:「六十の半分」「ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド」
【講談社HPより】
火車 宮部みゆき
- 2008/07/21(月) 21:53:44
![]() | 火車 (新潮文庫) (1998/01) 宮部 みゆき 商品詳細を見る |
何年ぶりでしょう、この作品を再読しました。発売時も凄い作品と思っていたのですが、再読してみて、あらためてこの作品の素晴らしさを再認識。わたしは、宮部さんの最高傑作と思っております。これで直木賞を取らなかったというのが、何とも不思議。直木賞の権威を落としたともいえる、評価ではないでしょうか?
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。【新潮社HP】
キッチン 吉本ばなな
- 2008/07/11(金) 23:14:11
![]() | キッチン (新潮文庫) (2002/06) 吉本 ばなな 商品詳細を見る |
ごぶさたしています。すっかりサボり癖がついてしまいました。
長文が書けない病に陥ってしまいました。つまり、PCを睨むと気分が悪くなるんですね。おまけに目が異常に疲れるんです。霞んだりもして、急に不調陥ってしまいました。まあ、原因は仕事にあるんですけど。文章が出てこないんです、なかなか。まあ、無理せず、心のままに短い文章でも少しずつ書いていかなくてはと思っている今日この頃ですので、末永くお付き合いくださいませ。
実は、職場の方にも、「更新しないんですね」なんて、言われまして、少し焦っていたところなんですけど、不本意な感想になっているとは思いますが、見てやってください。
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う―祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな”のすべてはここから始まった。【BOOKデータベース】
あなたと、どこかへ。
- 2008/06/08(日) 21:59:39
![]() | あなたと、どこかへ。 eight short stories (2005/05/26) 片岡 義男甘糟 りり子 商品詳細を見る |
世はガソリン高騰時代に突入。第三次石油危機とも囁かれています。そんな時代に何と罪作りな本を読んだことか。本当に、この作品集を読むと、車でどこかに行きたくなるから不思議。
著名な作家さんや、今まで読んだことがない作家さんだとかありましたが、やはり、感想はどこかに行きたい。さあ、誰と?それが問題だ。
ここではない、どこかへ。あなたと、いっしょに。――ドライブ・シーンを用意することをただひとつの共通したモチーフとして、8人の短篇小説の名手が挑んだ8つの愛の情景を収めた傑作短篇アンソロジー。恋人と、家族と、妻と、あるいはたったひとりで……状況はさまざまですが、ふたりを乗せたクルマは、走り出します。その道がどこへ続こうとも、人生は続きます。思い出も、夢も、喜びも、悲しみも、その先の道へと向かいます。
八月の舟 樋口有介
- 2008/06/06(金) 22:34:24
![]() | 八月の舟 (ハルキ文庫) (1999/09) 樋口 有介 商品詳細を見る |
なかなか、更新できなくてすいません。少し健康的にガタが来て、リハビリの毎日を送っていますもので、すいません。でも地道に本は読んでいます、何とか。
読んだのは文春文庫版なのですが、画像がないので、ハルキ文庫版で。
樋口さんの作品は、『ぼくと、ぼくらの夏』以来。青春ミステリのイメージがあったのですが、見事に裏切られました。この作品は、青春小説に違いはないのですが、爽やかさがなく、何とも暑苦しい。しかし、紛れもなく青春小説なんだと実感させられる小説でした。
けだるくて退屈な夏休み。高校生のぼくは不思議な魅力を持つ少女、晶子と出会う。晶子、親友の田中くん、そしてそれぞれの家庭や周囲の大人たちを傍観しながら、ぼくの夏が終わっていく……。1960年代の北関東の小さな街を舞台に、清冽な文体で描かれた、ノスタルジックで透明感に満ちた青春小説の傑作。【文藝春秋HP】








